2022/03/23 06:09
日本酒といえば『伏見、灘、広島』と言われていたようです。
今は新潟や秋田、山形などの日本酒が名を馳せ、時代とともに日本酒の勢力図は変わってきましたね。
摂津地域の『灘の酒』は今も日本酒生産量日本一です。パックざけで『産地兵庫県』と身近に見ることもあるでしょう。
灘の酒が江戸時代、江戸に沢山の日本酒を持参販売し、天下の台所と言われるまでになるのは環境の力も大きかったと思います。
もちろん、伊丹市で清酒を発見し製造を始めたマンパワー、自然を取り入れたマンパワーの素晴らしさはあります。
ただ、港町で船で輸送できる環境がなければ江戸まで大量に日本酒を運ぶことは難しかったでしょう。
そして、六甲おろしや宮水といった、『寒さ』や『水』。
優れた『酒米』。
優れた『杜氏』。
京都吉野の『樽』を入手しやすかったことも確かに一つあるかもしれません。
『水、米、技』の旨い酒の三条件が揃った日本酒。
『自然と人の力が織りなす芸術』とオーバーぎみな表現を使わせていただきたい。