2022/04/08 05:54
兵庫県の日本酒
『淡路地区』都美人
淡路島は、国産みの神話 舞台として、古事記.日本書紀に登場する古代歴史ロマンの島で、おのころ、いざなぎ神社をはじめ各所に 、史跡、名刹が残されています 。
山や丘が多いこともあって、清らかな水、澄んだ空気深い緑、穏やかな光、そしてそれを包む瑠璃色の海。
書き尽くせないほどの山の幸海の幸に恵まれています。
その地で、都美人は、米の持つ 滋味と香りにどう活かすかを課題とし、淡麗主流の時代にも、酒造りの本流である手間暇掛けた山廃仕込みを創業以来固く守っています。
その独特の奥深いキレは、特に燗上がりのすれ山廃ならではな旨味を湧出します。
山廃仕込ならではの旨味。
2001年に槽掛け天秤絞りを復活し、『量から質を求める蔵』へと大きく転換しました。
その中には全国的にも数件と言われる『天秤絞り・てんびんしぼり』味にまろやかさが出ると言われる『木桶仕込』にも取り組まれています。
天秤絞りは、天秤棒で少しづつ加圧しながらサケを絞る。
大変労力も時間もかかりますが、その味わいはどこまでも深く、至極と呼ぶにふさわしい。